少なからずの緊張を抱えながら、湯ノ岱で下車。
列車を見送った後、いざ私も湯ノ岱駅を出発。
おばさまの家は直ぐ見つかったものの不在のご様子。
場所が違っていないかという不安もあったので、
出会った場所である『湯ノ岱温泉』へ向かうことに。
『
湯ノ岱温泉(上ノ国町 国民温泉保養センター)』の窓口で
あれこれお話をさせていただいたところ、
場所は間違いが無く、会えない事はないと思うという結論に至りました。
『湯ノ岱温泉』から再びおばさまのお家へ戻ると車から降りてくるお姿が!
間違いなくあの方だ!と思った私は駆け寄って、声を掛けさせていただきました。
第一声、昨年の御礼に来た旨をお伝えさせていただきました。
おばさまはややびっくりされた様子でしたが、
昨年同様に居間にお邪魔する流れとなり、
お茶とお菓子をいただきながら楽しくお話をしました。
途中からは地域のお母さま方がいらっしゃり、
更に賑やかにお話をさせていただきました。
その際、「おにぎり屋さんを開く」というお話を少しされていたのを記憶しています。
調べたところ、湯ノ岱に 『
母味路』という暖かいお店が2014年に開店しているじゃありませんか。
私はあのときのお話がこのお店だと確信し、お話がかたちになっていたことに嬉しくなりました。
湯ノ岱や江差線の過去・今・未来のお話を地元の方とお話したことは 地域のことはもちろん、
それ以上のものを学ぶ機会を与えてくれたように感じました。
列車の時間が近づき、おばさまのお家を出発する時間に。
「廃線になってもまた来ます!おにぎり食べに来ます!」 とお伝えし、
今回もお世話になってしまったことに御礼を申し上げ湯ノ岱駅へ向かいました。
その後湯ノ岱から江差へ向けて出発。
と、湯ノ岱ではもう一人、道端であった方とお話しすることがありました。
内容は江差駅限定の記念弁当。
当日の受け取り2時間前までに連絡する必要があるものでした。
私はこのことを全く知りませんでした。
カメラ片手に湯ノ岱を歩いていたところを同じ空気を感じたのでしょう。
全くの初対面のその方が私にお声掛けをしてくださいました。
今落ち着いて考えれば、 「これ頼みましたか?」と道端で急に声を掛けられて
何を疑ったりすること無く答えていた私はすごいなと思いました。
きっと普通ならば距離を置くか、あるいは無視をするか・・・。
とはいえ、他に歩いている人もおらず、
カメラ片手にしていれば目的はおのずと・・・ということだったのだと思います。
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