朝は起きて一番最初に窓の外を確認しました。
すると、夜のような激しい音はなく空は明るいものの、
雪が横に降っている状態を確認することができました。
〈旅館から直ぐの踏み切り〉
『列車大丈夫なのだろうか・・・』 先ずはそれでした。
〈湯瀬温泉駅ホーム〉
朝食後フロントに行き大館まで行く方法を聞いてみると、
列車で向かうのは厳しいという答えでした。
『これは旅行の予定が大幅に崩れるなぁ・・・』
『そして、帰ることができるのかなぁ・・・』 と考えることしかできませんでした。
〈旅館前の様子〉
こんな天気ではありますが、高速バスが運転しているとのことで
それを使えば大館まで行けるということでした。
バスの停留所がある『湯瀬PA』までは宿の車で送っていただきました。
湯瀬PAからは『みちのく』号に乗車し一路大館駅へと向かいました。
遅れが発生している可能性があるという情報を得ていましたが、バスは定時に到着。
これには素直に驚きました。
〈当初利用予定だった鹿角花輪駅〉
大館駅に着くと腹ごしらえのためにきりたんぽ鍋!!
熱くてやけどしそうになりつつ(していたかもしれませんが)、
窓の外の雪を眺めながら『やっとここまで来れた・・・』という気持ちに浸っていました。
食事で心も身体も満たされたところで、 鉄路の旅を再開。
まずは大館から鷹ノ巣に向かいました。
鷹巣から角館は秋田内陸縦貫鉄道に乗車し、秋田県を縦に一気に進みました。
鷹巣から角館の間は急行列車に乗車。
※JR線の奥羽本線は『鷹ノ巣』、秋田内陸縦貫鉄道は『鷹巣』と書きます。
どちらも読みは『たかのす』です。
『サンタ列車』ということで車両は2両のうち1両がクリスマス仕様になっており、
途中の駅では車内の明かりを消すという演出もありました。
雪原を眺め、リンゴジュースを飲み・・・
まったりと過ごしているうちに角館に到着。
辺りはすっかり暗くなっていました。
(画像は明るく写ってしまいました。)
角館ではお土産に日本酒を買い、夕ご飯に駅弁を購入しました。
この駅弁、温かくなるすごいやつなんです!!
容器の横から出ている紐を引っ張るだけで
あったかいお弁当になるんです!!
温かくなる駅弁は随分前からあるものですが、
私自身は初めての経験で楽しくて仕方ありませんでした。
お弁当を食べ終わると、しばらくして睡魔が・・・
お腹が満たされた心地よさもありましたが、
それ以上に悪天候だったにもかかわらず無事に帰れたことに安堵していたのだと思います。
旅行の神様ありがとう。 これからも、見守っていてくださいね!
そんな気持ちになった旅でした。
《参考》鷹ノ巣駅の場所
(奥羽本線と秋田内陸縦貫鉄道はほぼ同じ位置です)
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