3日目は、本旅行の2つ目のイベントである観光列車への乗車です。
わくわくしている朝ではありますが、
(相変わらず)やや慌しい朝を宿泊先で過ごし指宿駅へ。
前日不安にしていた列車ですが、雨の指宿を定時に出発しました。
出だしはひとまず順調で安堵し、乗車時間は約9時間の旅が始まりました。
参考までに旅程を再掲します。
指宿枕崎線乗車中は一日が長いこともあり、テンションを抑え目に乗車しました。
鹿児島中央駅に到着し、いざ『はやとの風』へ。
と、まだ入線前。
到着ホームでわくわくしながら、待つこと数分。
黒塗りのかっこいい気動車が到着しました。
記念すべきJR九州の観光列車デビューです。
出発までしばらく時間があったので、
外やら中やらをいつも通りうろちょろしました。
出発後は、霧をまとった桜島を右手に錦江湾の縁を進みます。
その後、隼人からは吉松に向けて北上。
途中、嘉例川・霧島温泉・大隅横川・栗野に停車し吉松へ向かいます。
嘉例川と大隅横川では数分間停車し、歴史の勉強をすることができました。
吉松駅では約40分の待合時間。
乗換後の『いさぶろう・しんぺい』で駅弁を食すのがちょうどいい時間でした。
そこで、駅員さんにお尋ね。
駅構内・近隣含め駅弁を売っているところを伺ったところ
駅のホームで売っているものしか駅弁はないとのこと。
駅員さんはそのことを伝えるや否や売店がある駅事務室とは反対のホームへ。
しばらく、待っていると、
「残り3つしかなかったから、予約しておいたよ!」 とのこと。
まさかあのダッシュが駅弁のためのものと気づかず申し訳ない気持ちになりました。
思いもかけないことだったため 、
どう表現してよいかわからない感謝の気持ちに包まれました。
『いさぶろう・しんぺい』が入線し、いい時間に。
駅員さんの温かい心をまとった駅弁を携えて『いさぶろう・しんぺい』に乗車しました。
出発が近づくとホーム売店で販売しているものの立ち売りが始まりました。
現在では数少ない光景に『こういう風景いいな』と、一枚。
出発するとまもなくしてお弁当を開け、吉松の駅員さんの気遣いに感謝し合掌。
駅弁が人と人とを繋いでくれたんだと改めて感じた瞬間でした。
※江差線でも過去ににたことがありました。
(江差線での駅弁のお話は時期が前後しますが後日掲載いたします)
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