前回の記事で選択したとおり、
②の終着の江差まで行き折り返した後、湯ノ岱で下車し温泉を済ませ後続の汽車で函館。
の流れで足を進めました。
キハ40でゆったり揺られながらの移動は
気持ちゆったり、落ち着いていくような気がしました。
雪解けが進む川辺と川の流れは、
雪をあまり見ない地域で育った私にはとても新鮮な景色でした。
春が来るって言うのはこういうことをいうのかなぁ、と感じた次第です。
しばらくすると次は日本海が。
やはり太平洋とは違うなと、理由なく感じながら車窓を眺めていました。
※駅員さんの左肩から通票が入った入れ物を持っています。
車窓で一番驚き、感激したことは湯ノ岱駅で起きました。
写真でしか見たことがなかった気になる光景であった
“スタフ交換”を行う光景を生で初めて見たのです。
なお、閉塞区間は湯ノ岱-江差-湯ノ岱でした。
こういう閉塞区間もあるのだと感心してしまいした。
江差行きでは駅員から運転士に通票を、
函館方面行きでは運転士から駅員に通票を渡す光景を見ることができました。
江差駅を折り返し、湯ノ岱駅に着き汽車を見送った後は
目的地である『
国民温泉保養センター(湯ノ岱温泉)』へ。
『国民温泉保養センター(湯ノ岱温泉)』は湯ノ岱駅(現:函館バス 湯ノ岱バス停)からは
徒歩10分くらいの場所にあります。
道中は霧雨が降ってるか否かという程度だったので、傘をしまいテクテクと歩いていきました。
温泉は浴室に入ると
温泉成分だと思われる層が湯船の縁と床にできているのが一目でわかりました。
温泉内では地元の方々とお話をするなど有意義に過ごさせていただきました。
入浴を済ませた後は、徒歩で湯ノ岱駅へ向かい小一時間程度汽車を待つことに・・・
とてっきり思っていたのですが、 人の縁とは素晴らしいもので、
温泉でお話をしていた地元の方に暫し厄介になることとなりました。
テレビを見たり、私の旅のことを話したりと
あっという間に汽車の時間になりました。
乗車する汽車は最終の函館行き。
湯ノ岱での出会いに感謝し、初の函館にワクワクしながら
キハ40形のボックス席に腰を下ろしました。
ディーゼルの音を聞きながら、ゆったりと進む汽車に転寝をしていると気がつけば五稜郭駅。
真っ暗な辺りと気動車の揺れと音。
とても心地よい空間だったのだと身体が証明してくれました。
函館駅で降りると、車庫へ入っていく後姿を見送り改札へと向かいました。
改札では、行きの切符にしっかり記念印(無効印)を頂き下車しました。
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